毎年のTax Return処理中にTreasury.govにて為替レートを参照している。例えば2020年のTREASURY REPORTING RATES OF EXCHANGEはこのPDFを参照すると確認できる。日本円は103.08ということがわかる。
Treasury.govオンラインでデータ参照
2021年のも確認しよう、と調べたところTreasury.govの様子が違う。PDFでダウンロードをする形式ではなく日付を指定してフィルターしたり、CSV、JSON、XMLなどでダウンロードしたりする「データ」を扱うサイトになっていた。例えば、日本円を調べたい場合には、Customで日付を年末に設定し、ページを移動してJapan Yenが表示されているところを見れば良い。
Treasury Reporting Rates of Exchange
Treasury.govには公開APIも用意されている!
そしてこのサイト、Public APIも用意されていて簡単にクエリーしてデータを取得することができる。こんなシンプルなGETリクエストを投げるとデータが帰ってくるのである。
https://api.fiscaldata.treasury.gov/services/api/fiscal_service/v1/accounting/od/rates_of_exchange?fields=country_currency_desc,exchange_rate,record_date&filter=country_currency_desc:in:(Japan-Yen),record_date:eq:2021-12-31
となったら、これを呼び出すシンプルなカスタムGoogle Function書いちゃえばGoogle Sheetで直接使えちゃって都度サイトで調べる必要がなくなる、と。
App ScriptをGoogle Sheetに追加
Google Sheets > Extensions > Apps Scriptを選択し、コードを保存。
その後はGoogle Sheetsの中で関数を使うだけ。セルに国名、通貨名、年を入れてそれらを指定すれば 複数通貨、複数年に対応した表も簡単に作れるかと。
=EXCHANGERATE(country, currency, year)
さて、これで整理したいデータの管理がしやすくなったよ。
ソース
カスタムファンクションのソースはこちらからどうぞ
https://github.com/takarocks/gsTreasuryGovExchangeRate/blob/main/gsExchangeRate.js
参照
- FiscalData Treasury.gov API https://fiscaldata.treasury.gov/api-documentation/
- Treasury Reporting Rates of Exchange https://fiscaldata.treasury.gov/datasets/treasury-reporting-rates-exchange/treasury-reporting-rates-of-exchange