Piwik は Apache や Nginx で稼動させられるオープンソースのWEB解析ツール
このインストールガイドを参考にインストールできるが、必須環境を理解していることが前提となっているため、先に Requirements を読んでおいたほうがよい。
必須環境
- Webサーバ (Apache, Nginx, IIS など)
- RDBMS (MySQL 4.1 以降 もしくは MariaDB)
- PHP
- バージョン: 5.3.3 以降 (* Piwik 3.0.0 からは 5.5 以降のみをサポート予定)
- エクステンション: pdo および pdo_mysql もしくは mysqli
以下、それも含めて Homebrew を利用している環境を前提としてのセットアップ方法の整理
PHP のインストールとセットアップ
Piwik は php の GD と Freetype が稼動するほうが望ましい。残念ながら Mac OS X El Capitan デフォルトの php だと FreeType が使えない。さらに言うとバージョンごとにサポートされているいないに違いがある模様。そこでこの記事を参考にて php をビルド(冗長な手順は割愛)。
- Xcode のインストール (App Store にて)
- 環境確認
brew doctor
- 依存環境の dupes リポジトリの追加
brew tap homebrew/dupes
- 同じく依存環境の versions リポジトリの追加
brew tap homebrew/versions
- 最後に homebrew-php の追加
brew tap homebrew/homebrew-php
- php56 のビルドインストール (php55 でも OK)
brew install php56
- php.ini を編集し Piwik で必要となるalways_populate_raw_post_data パラメータの設定変更 (/usr/local/etc/php/5.6/php.ini など)
always_populate_raw_post_data = -1
Apache のインストールとセットアップ
- 「Mac OS X Mavericks (10.9.5) の HTTP を有効にする」を参考に Apache を設定
- 先の手順でインストールした php を利用するように httpd.conf を編集
$ sudo vi /etc/apache2/httpd.conf
- インストールした php モジュールの登録
LoadModule php5_module /usr/local/opt/php56/libexec/apache2/libphp5.so
- Apache の再起動
sudo apachectl restart
- phpinfo にて gd と FreeType が対応されていることを確認
- https サイトの情報をトラッキングする場合、Web解析側が https 対応している必要がある。Apache の SSL の対応についてはこちらの手順を参考に SSL 証明書を作成してセットアップすることで対応可能。
Piwik インストールとセットアップ
ようやくここで Piwik インストールの開始
- インストールガイドを参考に piwik.zip のダウンロード
- Apache の Public に piwik を展開
$ cd /Library/WebServer/Documents/
$ sudo unzip ~/Download/piwik.zip - piwik 下の tmp ディレクトリのパーミッション変更
$ cd /Library/WebServer/Documents/piwik
$ sudo chmod a+w tmp - Piwik ページを開きセットアップ開始
Web解析対象サイトにタグの埋め込み
埋め込むタグそのものは Piwik の設定の最後に表示される。単純にそのタグを埋め込むことで最低限のトラッキングは可能になる。
参考
http://piwik.org/docs/installation/#the-5-minut-piwik-installation
http://piwik.org/docs/requirements/
http://stackoverflow.com/questions/26493762/yosemite-el-capitan-php-gd-mcrypt-installation
http://tukaikta.blog135.fc2.com/blog-entry-204.html