Raspberry Pi (Raspbian) の初期設定では10分無操作状態になると画面が暗くなる。何かの画面を常時表示しておきたい場合、例えばディスプレイのために利用するなど、不便。
画面を常時表示させるためにはいくつか方法がある。
- XScreenSaver を使う方法
- xset を使って一時的に設定を変更する方法
- lightdm の設定を変更して恒久的に設定を変更する方法
XScreenSaver
スクリーンセーバーの設定にて制御。一番簡単でわかりやすい。
ガイド: SETTING THE SCREEN SAVER/SCREEN BLANKING
- インストール
sudo apt-get install xscreensaver
- Raspberry Pi の再起動
- メニュー > Preferences > Screensaver を選択
- [Display Modes] タブ > Mode: Disable Screen Saver を選択
xset
現在のデスクトップに関してのみ一度だけ設定。恒久的な対応としてでなく、今回だけ設定したい場合には便利。つまり、再起動すると元に戻る。
ガイド: How to Disable the Blank Screen on Raspberry Pi (Raspbian)
- ターミナルを起動
- 以下のコマンドを実行
sudo xset s off
sudo xset -dpms
sudo xset s noblank
尚、XScreenSaver をインストールした環境では、XScreenSaver の設定が優先されるため、これは意味がない。
lightdm
設定した後、あらためて変更しない限りこのままの設定になるとのこと。こちらは未設定のため XScreenSaver で設定したい人は試してみてもらいたい。
ガイド: How to Disable the Blank Screen on Raspberry Pi (Raspbian)
- /etc/lightdm/lightdm.conf ファイルを sudo 権限で編集し以下を追加
[SeatDefaults]
xserver-command=X -s 0 -dpms - Raspberry Pi を再起動